ＭＡＳ監査導入企業様のご紹介

　弊社は菌床しいたけ栽培を親の代からの生業としています。今までは経営が順調にいっていたのですが、東日本大震災による原子力発電所の事故により、経営環境が一変しました。生産も出来ない日々が続き、規制が解除されても売れず、本当に苦しい経営に追い込まれていました。

2022年の7月にいつもお世話になっている銀行さんに会計事務所とＩ・Ｐ・Ｍコンサルティング様をご紹介いただきました。聞いたことの無い会社だし、その時は説明を聞いても具体的なイメージはありませんでしたが、銀行さんが勧めてくれたので間違いないだろうと思い契約させて頂きました。

弊社の経営支援を受けた印象はどうでしたか？

　まずは現状の経営が続いた場合の予測を出して頂いた結果、今のままの経営を続けた場合、キャッシュが減少していく事が原因も含めて分かりました。

　そこで、自分がイメージする売上や経費をＩＰＭの小針さんと一緒に計画に落とし込んだ結果、お金が増える内容となりましたが、非現実的な計画書となってしまいました。

2回目は現実を見極め真剣な気持ちで作成した結果、出来上がった計画書に将来への希望が見え、達成したい、達成してみせると思わせてくれるものが出来ました。特に経営の目標は売上の多さではなく、利益の出る経営体質造りの大切さに気付かされたことは、今までの経営に対する認識が一変しました。その後も毎月会議を行うたびに問題が出てきて、その都度解決策を考えて実行するを繰り返しています。今まで放置していた問題が一つずつ解決していくので、財務的にも少しずついい方向に向かっています。

弊社の経営支援を受けてみて良かったことは何ですか？

　目標を持てたことですね。目標があるから足りないものが見えてくるので、目標が無い今までの経営が中途半端になっていたような気がします。

　具体的な取り組みとして、菌床しいたけの個数によって、固定費の回収できる菌床個数、資金がショートしない菌床個数が具体的に見えるので、安心して菌床栽培が出来る状況にあります。さらに、廃棄用おがくずの処分に悩んでいましたが、ＩＰＭさんのアドバイスで、積極的に声かけをし、引き取ってくださる業者も見つかり課題が解決しました。

　毎日の業務に追われ、改善事項も見えず、問題を先送りする癖がついていましたが、ＩＰＭさんと共に問題点を見つけ、経営改善に本気で取り組める環境に大変満足しています。

　想像したくありませんが、今よりいいってことは無いでしょうね。前の手探りの経営には戻りたくないと思っています。

今後の経営をどのようにしていきたいですか？

とりあえずは目標の利益を達成し、キャッシュを増やすことです。その後は投資のメリット、リスクをＩＰＭさんと試算して、どのような方向性で進むかは決めてありますので、そのように突き進むだけです。

皆様に「美味しい椎茸だね」と、笑顔で食べて頂けるような椎茸を作れるように、安心・安全を第一に日々努力をしています。